熊本名物いきなりだんご
とうとう、「令和」時代になりましたね。カウントダウンをするのに夜更かしをした方も多かったのではないでしょうか。私も眠い目をこすりながら、TVでカウントダウンしたのですが、令和になった瞬間、寝ちゃいました。
平和な時代になってほしいものです。
いきなり、ですが、熊本の庶民的なお菓子、「いきなりだんご」をご存知ですか。熊本のソウルフードといってもよいくらいに親しまれているものだそうです。
で、その「いきなり」とは、いきなり誰か来てもすぐに作って出すことができる、というところからきているそうです。それくらい簡単にできて美味しい、というだんごなんですね。
ちなみに、本格的な熊本弁では、いきなりの「り」が「っ」に変化し、「いきなっ」になり、だんごの「ん」が省略されて、「だご」というんだそうです。なので、「いきなっだご」と発音されることのほうが多いようです。だから、九州各地にあって、熊本でも名物のだんご汁も「だごじっ」になるそうですよ。
そんないきなりだんご、ここ関東でも知られるようになってきたようで、スイーツ好きの女子を中心に結構人気があるそうです。ネットワーク社会ということなんでしょうか。そんじゃ、デイケアでも作ってみっぺ、ということでやってみました。
なお、このプログラムは4月のものです。念のため。
まず、メインの材料となるサツマイモを1.5㎝くらいにスライスし、皮をむいたら水にしばらくさらし、アクを抜きます。
サツマイモのアクを抜いている間に皮を作りましょう。薄力粉に上新粉、砂糖、塩を加えてよく混ぜます。
やっぱし、きっちりと粉をふるいにかけておいたほうがダマになりにくくていいですね。
少しずつ水を加えながら練っていきます。耳たぶくらいの硬さが目安です。
だいたい40gくらいに1個分をとり、小さめの麺棒で薄くのばします。打ち粉を忘れずに。
本来、生のままのサツマイモを蒸すのですが、時短を狙ってレンジでチンしました。800Wで3分くらい。それに大さじ1くらいのアンコをのせ、それを皮で包みます。
さて、蒸しましょう。
この蒸し器、一工夫しました。ある意味実験です。100キンで買ってきた竹ざるの下に、金属製のケーキ型を敷きました。そうするとお湯がだんごに直接あたらない、という工夫です。ケーキ型の代わりに平皿を何枚か使ってもできました。
専門の蒸し器を使えば簡単なのですが、わざわざ買わなくても、そしてお金がなくてもできる工夫を考え、利用者さんに伝える。大げさかもしれませんが、これもデイケアの任務の一つかなと思います。
生のサツマイモだと、15~18分かかるのですが、チンしているので10分くらいで蒸しあがりました。
できあがり。ホントに簡単でした。
濃い緑茶といっしょに。
左の色が違うのは、アレンジバージョン。アンコの代わりにチーズとピザソースをのせてみました。なかなかいい感じでしたよ。甘いのが苦手な方はこちらがいいかも。
春のひととき、みんなでワイワイいいながらだんごを作って、温かいお茶といきなりだんごでほっこりしました。